私のおすすめ本4選!📚
2024.03.28
みなさんこんにちは!
太田りゅうまい店のコンシェルジュです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます(*^^*)
今回は前回に引き続き、本のお話です♡
私が読んできた本のなかで、
おすすめの作品をいくつかご紹介いたします!!
どの作品もとっても面白いので、ぜひ参考になさってください♪
カラフル
・1998年に出版。
・第46回産経児童出版文化賞受賞。
・2000年秋に実写映画化。
・2010年に劇場アニメ化。
・2022年『HOMESTAY』としてAmazonオリジナル実写映画化。
あらすじ
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。
だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。
自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。
真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが。
* * * *
こちらは10年前くらいに読んだ作品なのですが、
いまでも印象に残っている作品でして、
夜になっても時間を気にせず夢中で読んだ記憶があります。
読後、自分でいられるありがたさと、嬉しさを再認識させられる
素晴らしい作品でした。
文章もとっても読みやすく、
読書初心者の方や、なにか読んでみたいけど何から読んでいいかわからない、
とにかく有名な作品を読んでみたい!
そんな方におすすめできる作品です。
そして最後に、
どうして“ぼく”が、真の体としてもう一度生きることに選ばれたのか?
それが明かされたとき、鳥肌ものです(#^^#)
乱反射
・週刊朝日にて2007年8月17日号から2008年10月3日号に記載、
朝日新聞出版から2009年2月20日に刊行された。
・第141回直木三十五賞候補作。
・2018年、テレビドラマ化された。
あらすじ
地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。
原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある、小さな罪の連鎖だった。
決して法では裁けない「殺人」に、残された家族は沈黙するしかないのか?
* * * *
私はこちらの作品を読んでからというもの、
街路樹を見たとき、風の強い日、救急車とすれ違ったとき、
車を買いに来るお若い方々を見たときは、
この作品を思い出します。
いったいどんな関係性があるのかは、
ぜひ読んでみていただければと思いますが、
誰もが経験したことのある、
罪と呼ぶには小さすぎるちょっとした社会のルール破り、
このくらいいいだろうと思う些細な気持ちがのちに大きな事故、事件へと
繋がっていくことへの恐怖、
そんなことを考えながら読み進めました。
作中登場人物がたくさん出てくるので、
メモを取りながら読み進めると、難しくなく読めると思います!
ちなみに出てくる登場人物、全員重要人物です!
そして一見関係ないように見える彼らが、
どのように事件に巻き込まれていくのか…
今まで読んできた作品の中で、
私が一番大好きで、皆さんにおすすめしたい一作です(#^^#)
きっと、普段の自分の行動を見直したくなるはずです!!
白夜行
・集英社『小説すばる』1997年1月号から1999年1月号に記載され、1999年8月に刊行された推理長篇。
・題名にある白夜とは、「日の出前および日没後のかなり長い時間にわたって薄明が続く現象」のこと。
・連作短篇として連載されたが、単行本は長篇に再構成して刊行された。
・発行部数は2005年11月の時点で55万部程度であったが、
テレビドラマ第1話放送前後に売れ行きが伸び、2006年1月に100万部を突破。
・2010年12月時点で200万部を超えた。
・2005年に舞台化、2006年にテレビドラマ化された。
・2011年に日本で映画化されている。
あらすじ
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。
容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。
被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂 ――暗い目をした少年と、
並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいく。
二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。
だが、証拠はなにもない。
そして19年……。
息詰まる精緻な構成と叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長編。
* * * *
なんとこちら、850ページくらいある、大長編となっております!💦
分厚い本としても有名なので、読めるか心配でしたが、
読み始めたら次が気になって気になって仕方のない作品でした。
私は読むのが遅いので、朝昼晩の空いた時間に読んでやっと1週間で読み終わるくらいでした。
この本の最大の特徴は、キーとなる桐原亮司と西本雪穂、
二人の心情や、二人側の描写が全くないこと。
というのも、全て二人を取り巻く周りの人目線で物語が進んでいきます。
さらに言えば、二人が会話をしているシーンも、
一緒に行動しているシーンも描かれていません。
なので、度重なる出来事に、二人がどのように感じ、
何を思っていたのか読者側は全くわからないんです。
二人の発する言葉や、行動をヒントにこちらは考えることしかできず、
それを、読んだことのある人と語り合うのが面白いところ(*^^*)
実際、読了済みの友達と語り合いましたが、
それぞれ感想が異なって面白かったです♪
こちらの作品、映画化もドラマ化もされていますが、
私個人の感想としましては、
やはり原作のこちらを読むのがおすすめです!!
映画は2時間半くらいではありますが、
あの大量のページ数を1本の映像にまとめると
やはり難しいところがあるのか、
設定や登場人物が結構変更されているので、
原作を知っている身としては「???」となるところが多かったです💦
私の友人はドラマをおすすめしていましたが、
ドラマは原作とは逆に桐原亮司と西本雪穂目線で物語が進んでいくそうなので、
二人の考えていたことや、感じていたことの答え合わせになってしまうような気がして、
私はまだ観れていません(>_<)
ただ、ドラマもすごく有名なので、いずれ観てみたいなと思っています♪
52ヘルツのクジラたち
・2021年、本屋大賞受賞作品。
・2024年、主演:杉咲花にて映画化。
あらすじ
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。
何も届かない、何も届けられない。
そのためこの世で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されていた女性・喜湖と、母親に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、魂の物語が生まれる。
* * * *
最後にご紹介するのは、最近映画が公開され注目の『52ヘルツのクジラたち』。
こちらは、最近の作品ということもあり、
虐待やジェンダーレスに重きを置いている作品となっております。
虐待を受けた子供がどれほどつらい思いをしているのか、
理解されない悩みを抱えている人がどんな思いで生活しているのか、
人から受けた傷は、人でしか癒せないこと、
周りのどんな人が敵に回ろうと、たった一人の理解者がいれば救われるということ、
そんなことを本作を通して考えされられる内容でした。
作品を読み進めていくにつれ、
題名にある、“52ヘルツのクジラ”とは何なのか、
また、その52ヘルツのクジラ“たち”の言葉の意味とは?
どんどん解明されていき、時には涙する感動作となっております!
作品自体も320ページくらいとそこまで長くないのでサクサク読めると思います!
なんといっても、こちらを読めば、
本屋大賞受賞作を読んだことがある!と胸を張って自慢できます!!(笑)
この作品に登場する主人公、貴湖ちゃんの友達、
美晴ちゃんが本当にいい子で、ガッツのあるたくましい性格の女の子なので、
私は美晴ちゃん、大好きです(#^^#)
いかがでしたか??
本は、ゲームやドラマ、漫画などと同じで、
好きなジャンルが人によって異なるので、
世間一般でいうオススメ作品が万人受けするかどうかは微妙なところなので、
やはり自分好みの作品に出会うのが理想かと思いますが、
その中でも私個人のオススメ小説をご紹介させていただきました!!(^^)/
気になった作品があれば、ぜひお手に取って読んでみてください♪
点検のお待ちになっている時間を少しでも快適に過ごしていただきたいので、
今年初めくらいから店内のBGMを
話題のPOP曲集から、洋楽に変更しました(*’ω’*)
お気づきになった方いらっしゃいますでしょうか??♡
きっと読書の邪魔にはならない音楽だと思います!!
店内にはフリードリンクもご用意しておりますので、
たまには本を読みながらゆっくりしてみてはいかがでしょうか?(^^)/
~ 🌸 4月のお休み 🌸 ~
4/1(月),2(火)
4/8(月),9(火)
4/15(月),16(火)
4/22(月)
4/29(月)~5/6(月)はGW休暇
みなさまのご来店を心よりお待ちしております🐶